日常健康チェック
日焼けについて
日焼けとは?
「日焼け」とは、皮膚内に入ってきた紫外線に対し、侵入を防御するために皮膚がメラニン色素を出して起こる防御現象です。
「日焼け」という言葉には「紫外線」により皮膚が赤くなる「サンバーン」とその後黒くなる「サンタン」が含まれます。
「サンバーン」は Sun(太陽) burn(やけど)の意で、ずばり日射によるやけどを意味します。
「サンタン」はメラニン色素を作る色素細胞(メラノサイト)が日射により、刺激され、メラニンを大量に作ったため皮膚の色が黒くなったものです。
また、日光にあたるとすぐ赤くなるが、黒くはならずももとに戻るタイプ、日光にあたるとあまり赤くならずに黒くなるタイプなどがあります。
強い日光にあたらなければ、次第にメラニンは破壊され、もとの肌色に戻りますが、年配の方には往々にして「シミ」の原因になりかねません。
日常健康チェック「しみ、そばかす」
また、一部の皮膚がんは紫外線によって引き起こされるともいわれています。 「サンバーン」も火や熱湯などのやけどと同じですから、皮膚が痛みを伴い、赤くはれ上がることもあり、治療が必要な場合も有りますので、十分な注意が必要です。
日焼けを防ぐには?
勿論、長時間強い日差しにあたらない様に十分注意することが肝心です。 日差しが弱くなってから外出する様心がけることや、つばの大きな帽子などを被るようにしましょう。
治療法は?
日焼けした皮膚は、早めの手入れが大事です。日焼けした場所を冷たい水などで冷やして下さい。
日焼けも、やけどと同じ状態ですから、強い痛みや腫れあがった状態によっては、皮膚科を受診することをお勧めします。
症状が軽いときでも、薬局での大衆薬の外用剤には、メントールやカンフルのような刺激性の成分が配合されていることがありますので、 薬剤師によく相談して購入して下さい。
更に、皮膚科を受診した際、医師から副腎皮質ホルモン剤が配合された外用剤が処方されることがありますので、医師・薬剤師の指示をお守り下さい。