日常健康チェック
口臭について
どうして口臭は起こるの?
口臭は、もともと誰にでもあるといわれます。
「口の中が臭うもの」「吐く息が臭うもの」また、その原因が「生理的なもの」「病的なもの」とに分けられます。
口の中に残ったたべものカスや、入れ歯についたの食べ物カスが腐敗したときの臭いや、歯垢などが原因の「生理的なもの」なら、歯をよく磨くことやうがいを心がけることによって完全とはいかないまでも、他人から指摘されることはなくなるでしょう。
さらに、タバコを吸ったり酒を飲んだ後ににおいが残ったり、にんにく、納豆やたくあんなどの食べ物を摂った後にも臭いが残ることがあります。
「病的なもの」には、虫歯や歯周病、歯槽膿漏などがあり、これらが口臭の原因になります。
さらに、消化器系(慢性胃炎や胃のただれなど)、呼吸器系(慢性気管支炎など)鼻(蓄膿症)やのど(慢性へんとう炎、アデノイド)の病気が原因となります。
糖尿病、肝臓病、腎不全、白血病、がんなども口臭を伴うことがあります。
どうしたら口臭を防げるの?
「吐く息が臭う」と人から指摘され、「病的なもの」に心当たりがあれば直ちに歯科医や内科医(消化器科、呼吸器科など)を訪れることをおすすめします。
「病的なもの」はまずその原因の根元から断ち切ることが最優先です。
そのような原因に心当たりがなければ、歯槽膿漏、歯垢を予防する意味も含めて歯磨きを十分行い、外出前や外出先でうがいを励行するのも良いし、また仁丹やガムを噛むのも良いでしょう。
臭いの強い食べ物を食べたときは外出を控えるとか、好きなものなら外出後に食べるとかすれば、折角の大好物を遠慮なく食べられます。
日本人は「臭い」対し特に敏感だといわれます。清潔好きでエチケットを大事にする人ほど、他人の反応を人一倍敏感に受け止める傾向があると言われますが、心身とも「健常者」であればあまり気にすることなく過ごすのはいかがでしょう。