日常健康チェック
蓄膿症(慢性副鼻腔炎)
蓄膿症ってどんな病気?
蓄膿症(慢性副鼻腔炎)とは字で表す通り副鼻腔に炎症が起こり「膿が溜まる」慢性の病気です。
では副鼻腔はどこにあるのでしょう。鼻の奥両側にあり、上顎洞、前頭洞などと呼ばれています。
この部分が、インフルエンザ、はしか、肺炎、鼻の湾曲、虫歯などの原因で炎症が起こしたり、膿が溜まった状態で慢性の副鼻腔炎の状態を言います。
どんな症状がでるの?
急性のような激しい症状はありませんが、濃い鼻汁がたくさん出たり、鼻詰まりがしたり、匂いが判らなかったり、頭痛がしたりして、記憶力、思考力が鈍くなり、さらには鼻の通りも悪くなって、時に悪臭が出ることもありますが、激しい痛みや高熱が出ることはまれです。
予防法は?
風邪をひかないことが第一です。
当たり前の事ですが、気温の変化に合わせて衣服を調節したり、寝冷え、湯冷めをしないようにして、適度な運動をすることです。
偏食を避け、栄養に気をつけ適度な運動で体を鍛えることが基本です。
鼻中隔湾曲症がある場合などは、手術も大変有効です。
治療法は?
急性期の蓄膿症では、抗生物質、消炎酵素剤、鎮痛消炎剤、抗アレルギー剤、去痰剤などの組み合わせで症状は軽快し、治ってしまう場合が多い。
こじらせないことが肝心です。