日常健康チェック

禁煙・喫煙の話

喫煙の実態

tabako平成12年度喫煙と健康問題に関する実態調査(旧厚生省)によると、成人喫煙率は、男性で52.8%、女性で13.4%であった。
男性は20代から50代までの半数以上がタバコを吸っており、特に30代、40代が60%以上と高い。女性の喫煙率は男性のほぼ4分の1であるが、20代、30代の喫煙率は高くなっている。未成年者の喫煙率は、男性19.0%、女性4.3%であった。
また禁煙希望では、現在喫煙者(15歳以上)の26.7%が「止めたい」と考えており、、「本数を減らしたい」と考える人を含めた禁煙希望者の割合は64.2%であった。禁煙を希望する理由は「健康に悪いと思うから」が85.5%、「たばこ代がかかるから」が39.2%、などとなっている。
ニコチン依存度では、女性に比べて男性に(依存度の)高い人が多い。習慣的に喫煙を始めた年齢層では、若いうちに吸い始めるほど依存度の高い人が多くなっている。

タバコに含まれるものは?

火をつけてから発生する煙の中には、ニコチン、一酸化炭素などの有害物質を含んでいる。
煙の中に含まれる種々の物質のうち、生理的に影響を及ぼす主な有害物質はニコチンとタールである。
ニコチンにより中枢神経系の興奮と抑制が生じ、心拍数の増加、血圧上昇、抹消血管の収縮などの影響が見られる。
一酸化炭素は赤血球のヘモグロビンと結びつき、酸素運搬機能を阻害する。
また、タバコの煙にはこの他に4,000種類以上の化学物質が含まれており、その内には、ベンゾビレン等40種類以上の発がん物質、発がん促進物質が含まれている。

タバコの害とはどんなもの?

喫煙と肺がんとの関係は古くから指摘されており、喫煙男性は非喫煙者に比べ肺がんによる死亡率が4.5倍高くなっているほか、それ以外の多くのがんについても、喫煙による危険性が増大することが報告されている。
また、喫煙者では非喫煙者に比べて虚血性心疾患の死亡の危険性が1.7倍高くなっているほか、喫煙は慢性気管支炎、肺気腫などにも関係しているといわれています。 最近の研究では、タバコの煙の中に含まれている発がん性物質によるDNA付加体や遺伝子の突然変異等の発がん機序が明らかにされつつあり、遺伝子段階で発ガン性物質に対する感受性の個人差も解明され始めた。
喫煙している妊婦から生まれた乳児の体重は、非喫煙者の乳児に比べて軽く、低出生体重児の頻度も約2倍高くなっているほか、喫煙している妊婦は、非喫煙者と比べ早産、自然流産、週産期死亡の危険性が高くなっている。
また、青少年期に喫煙を開始すると、成人後に喫煙を開始した場合に比べて、がんや心臓病などの危険性がより高くなる。このうち、肺がんでは20歳未満で喫煙を開始した場合の死亡率は、非喫煙者と比べて5.7倍になっている。

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