日常健康チェック
時差ボケ
どうして起こるの?
「時差ぼけ」とは、4~5時間以上ある地域をジェット機などで、急速に移動した時におこる一過性の睡眠障害を中心とした心身不調和の状態を言います。
私たちは、体の中に「体内時計」と言うものを持っています。
音速に近いジェット機が長距離化して、高速移動できるようになり、海外の行った先の時間で動くが、体は日本の時間のままでこれが原因で、時差ぼけの症状が起こるのです。
寝る、起きるといった睡眠覚醒リズム、あるいは体温のリズム、ホルモンの分泌など全てが「体内時計」で調整されています。
このような人間の体のリズムは一日の周期が長くなる方に順応しやすいので、東方面(アメリカ方面)に行くより、西方面(ヨーロッパ方面)への旅行の方が「時差ぼけ」が少ないと言われます。
どんな症状なの?
楽しい旅行中、時差ぼけは大変いやなものです。
体調、年齢、睡眠習慣などによって個人差があり、作業能力の低下、胃腸の変調、疲労感、ぼんやり感、イライラする、不眠、目の疲れなど多様な症状が現れます。
どうしたら防げるの?
海外への出発前から十分な睡眠をとっておき、体調を整えて置くこと。とにかくこれといった防止策はないようで、帰る際に到着先の時間に合わせ、飛行機の中で起きているか、寝るかしておくのが最良のようです。
とにかく、前もって、体内時計を行く国の時間帯に近づければ、時差ぼけによって感じる疲れやだるさを軽減することが出来ます。