くすり関連
医療用の薬と一般の薬
くすりには、医療用のくすりと一般用のくすりがあります。
医療用のくすりは、病院や診療所で医師が処方してくれるものです。 一般用のくすりは街の薬局、薬店で買うものです。 一般用のくすりは大衆薬、あるいはOTC(オー・ティー・シー)ともいいます。 医療用のくすりは、医師があなたの体を検査、診察して、あなたの現在の状態にあわせて選んだ、いわば特注品なのです。
処方される量は、治るまでにこれぐらいかかるだろうと考えられる日数ですから、残らないのが本来です。もし残っても残りは惜しまず捨ててしまいましょう。 1日や2日で効果がゼロになるというわけではありませんが時間がたてば効目はどうしても落ちてきますし、同じような症状だといっても別の病気の可能性もあります。くすりを捨てる勇気も大切なのです。
医療用のくすりにしても一般用のくすりにしても、正しく使わなければなにもなりません。病院、診療所からくすりを受取るときは、そののみ方と注意する点をよく確かめましょう。 薬の専門家である薬剤師がいるときは、その人にたずねるとよいでしょう。
日本医薬品集 2007―08年版より引用